マラソンが完走できるようになるとサブフォーが一つの目標になると思います。サブフォーが達成できると今度は憧れのサブスリーが目標になるでしょう。しかし、サブスリーがいかに難しいか、数字でそのすごさを見ていきたいと思います。
「いつか達成したい! どれだけすごいのか? 上位何パーセントくらいいるのかな?」そんな疑問に答えます。
マラソン歴15年以上、数字をみるのも好きな私がサブスリーのすごさについて語ります。
この記事を読んで、憧れのサブスリーに挑んでください!
サブスリーの割合 そのすごさは数字が語る
サブスリーの割合を数字でみていきたと思います。
1 東京マラソン2021
コロナ窩で開催された東京マラソン2021。荷物預けがなかったり、スマホ持参だったり、いろいろ不便な点があったかと思いますが、公式に発表されている記録から数字を割り出しました。
完走者18,272人 完走率95.9%
サブスリー達成846人、わずか4.6%です。
内訳は男子789人(5.2%)、女子57人(1.8%)
都市型の大規模マラソンはファンランナーも多い反面、選考会を兼ねていることも多いので、トップランナーの参加も多く、市民ランナーでのサブスリーの数は、実際はもっと少ないかもしれません。
サブスリーは完走者のわずか4~5%というツワモノたち。女子にいたってはたった57人。素晴らしいの一言ですね。
サブフォー達成でも25%、サブスリーと合わせても上位30%
サブフォー以上でも十分すごいのがわかります。
サブフォーのみなさんが、サブスリーがなかなか達成できなくても仕方ありません。
サブフォーとサブスリーにはさらに高い壁があるのがわかりますね。
2 大阪マラソン2019
もう一つ大型マラソンの数字をみたいと思います。
こちらも定着しつつある大阪マラソン。まだコロナ前だったため、多くの方が参加できた大会です。
完走者31,584人 完走率95.8%
サブスリー達成983人、わずか3.1%です。
内訳は男子947人(4.0%)、女子36人(0.5%)
こちらは東京マラソンに比べて、トップ選手の参加が少なく、参加者は多いものの達成率はさらに下がっています。女子は0.5%という少なさ。サブフォー以上でも25%ほど、このレベルのランナーはほんとうに練習をして本番に臨んでいるのでしょう。
あらためて数字でみると、サブスリーがいかに傑出しているかがよくわかります。
ピラミッドの頂点がいかに高く小さいか。
サブスリー達成のために
サブスリーの条件
1キロ4:00 → 2:48:47
1キロ4:15 → 2:59:20
1キロ4:30 → 3:09:53
1キロ4:45 → 3:20:26
1キロ5:00 → 3:30:59
1キロ4:15でハーフは1:29:40ですが、一般的には1:25:00を切る走力が必要といわれているので、
1:25:00を切るためには、1キロ4:00 → 1:24:23が目安になってきます。
月間走行距離では一般的に
サブフォーでは200キロ、サブスリーは300キロという説が多いようですが、
結局は、距離とスピードこの追求しかないんですよね。
しかし、個人個人で身体の強さも違いますので、自分の適性を知ることも大事です。
まとめ
サブスリー達成のためには、キロ4:00でハーフを走りきる力が必要であり、
レースではキロ4:15のイーブンペース。前半貯金型ならそれ以上、後半型なら、後半にそれ以上のラップが必要になってきます。
練習ではキロ3分台の練習も実施するでしょうから、強度と距離をうまく調整して、強度強めのときは月間走行距離は少なくなってもいいでしょうし、そのときの目的に合わせて調整しましょう。
故障がいちばんもったいないですから。
数字で見ると狭き門ですが、ランナーの憧れサブスリーは一般ランナーにとっては尊敬にも値する勲章ですから、目標高く強い気持ちでコツコツとがんばりましょう!