トレーニングに関する知識をもっと深めたいと思っている方、何となくはわかっているけど、正しい情報なのか、それともただの通説・俗説なのか。
雑誌やテレビの情報だけだと、なかなか詳しくはわかりませんよね。
「どんな本を読めばいいのだろう? おすすめの本は? どの先生の本なら確かな情報なのか?」そんな疑問に、15年以上トレーナーをしている私がお応えします。
ぜひ書籍選びの選考にしてください。
絶対に読むべきトレーニング本
1 石井直方の筋肉まるわかり大事典
筋肉に関しては石井先生は第一人者だと私は思っております。
筋肉の基本的なことから、わりとよくある疑問まで、多くのことを網羅している書籍になります。筋肉やトレーニングに関して、何となくわかっているけど、もう少し詳しく知りたいという方は、ぜひご一読ください。
読みやすいので、専門書が苦手な方にもおススメです。
2 アスリートのための筋力トレーニングバイブル
科学的な情報と、現場で実践された情報が、たくさん網羅された書籍です。多くの著名な先生方の知見が詰まっている読み応えのある一冊。
きちんと学ばれているトレーナーさんやアスリートの方にとっては当たり前のことですが、「筋トレでつけた筋肉は使えない」などということはなく、「筋肉を上手く使えてない」だけであり、
「トレーニング」と「競技」の違い、シンプルに言えば「何を目的」に「何をする」のか、そこが抜けて、ただ「筋トレ」、ただ「筋肉」だけを論じて良い悪い主張するのは少し勉強が不勉強が過ぎるのかもしれません。
筋力トレーニングについての考え方がよーくわかります。
3 筋肉の機能・性質パーフェクト事典
こちらも石井直方先生の一冊で、筋肉のことがよくわかる一冊です。
筋肥大のメカニズムも詳しく書かれています。
①メカニカルストレス ②筋線維の微細な損傷 ③代謝環境 ④酸素環境 ⑤ホルモン・成長因子
これらのポイントはしっかり抑えておきたいですね。
その他にも、トレーニングの原理原則、栄養に関するところまで広く紹介されていますので、知識の整理・復習にも使えると思います。
4 新版 乳酸を活かしたスポーツトレーニング
乳酸に対する理解が深まる一冊です。東京大学の八田秀雄先生は、乳酸の第一人者で、「俗説」しか知らない方はぜひ読んで欲しいと思います。
「酸素が足りないから乳酸ができる」、「乳酸は疲労の原因」、「乳酸が溜まる」、「無酸素運動」、これらのキーワードは世間一般では通説のうように、広く・長く知れ渡っていますが、実際のところは。。。
スポーツ現場では、もうずいぶん前から、世間一般とは異なる見解をもち、科学的に戦略的に研究され実践されています。それらの一端が垣間見える大変興味深い内容です。ランナーの方にもぜひ読んで欲しいと思います。
5 スポーツ栄養学 科学の基礎から「なぜ?」にこたえる
文字通り栄養学の基礎が科学的に書かれています。身体作りには大切なタンパク質のことも詳しく解説されています。パフォーマンスと栄養は非常に関係が深く、スポーツをシリアスに取り組まれている方は読んで損のない一冊です。
他にも、身体組成(体重計)の話や、スポーツドリンクの話など、興味深い話がたくさんありました。